問い
  1円玉が何枚かあります。
  その1円玉をできるだけ多くの5円玉に両替したら、硬貨の枚数は84枚減りました。
  さらに10円玉に両替したら、硬貨の枚数は全部で15枚になりました。
  1円玉は最初何枚ありましたか
灘中学入試問題改題

解答
1円玉5枚を5円玉1枚に両替すると、枚数は4枚少なくなりますから、5円玉は
84÷4=21より21枚となります。さらに10円玉に両替すると、5円玉2枚で10円なので、21÷2=10あまり1となり、10円玉10枚、5円玉1枚となります。
よって、1円玉は4枚残っていることになりますから、109円となります。
このことから、初めの1円玉は109枚となります。
別解
5円玉に両替できた1円玉の枚数をx枚と置くと   注:両替できなかった1円玉ではありません!
xーx/5=84    ( 84枚減ったので )
5x/5−x/5=84
4x/5=84
x=21×5=105枚  5円玉は21枚あります。(両替した1円玉は105枚です
この21枚を10円玉に替えると  
105÷10=10あまり5  (21枚×5円 の10円への両替です。 10円玉が10枚、と5円1枚)
硬貨の枚数は
10円……10枚
5円……1枚  1円玉…4枚(15枚−10枚−1枚)
この事から、両替できた1円玉の105枚と両替できなかった1円玉の4枚とで
最初にあった1円玉は109枚です。